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「中華そば屋 伊藤」店主のニボシズムが、ハートにビシッと響く一杯

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都内北区豊島中央通り商店街にある
シンプルな作りの煮干しラーメン屋、
「中華そば屋 伊藤」さん。
大好きなお店です。

■紹介の前に

店主のお兄さまが営む、秋田角舘の
人気店「伊藤」の暖簾分け店とのこと。
都内には他に、息子さん?が経営する
赤羽店銀座店があります。

駅からは遠く、好みがかなり分かれる
ラーメンと思います。
この記事を読んで「好みではなさそう。」
と感じたならば、
行かない方がいいかもしれない。

記事を読んでみて、好みかもしれないと
思う方に是非お薦めしたいラーメンです。

■場所

JR王子駅から徒歩約20分程度の場所。
1㎞を約15分で歩く私が、
20分ちょっとでお店に到着しました。
住所は「豊島4丁目」で、
豊島中央通り商店街にあります。

食べログの店舗情報欄によると、
メトロ南北線王子神谷駅」の
最寄り出口から徒歩約13分程度とのこと。

電車の乗り換え時間も考えると、
王子駅前から都営バスでアクセスするのと
どちらがいいのかなと思うところです。

王子駅前からのアクセス

JR王子駅の北口改札を出て
ペデトリアンデッキを渡り、
駅を背にして明治通りの左側へ出る。

王子駅前公園前の都営バス停留所10番、
「王57」系統「豊島五丁目団地」行きの
バスに乗車。
「豊島4丁目」バス停で下車し、
左角に「北豊島三郵便局」がある
バス停と同じ名の交差点を左へ。

左角に現在「城北信用金庫」の支店が
ある最初の交差点を右へ。
商店街を歩き、右側数えて二本目の
路地の先にお店はあります。

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内側に暖簾のかかった、あまり目立たない
外観のお店です。

■お店情報

基本11:00~16:00迄営業のお店。
日曜日も営業しているようです。
定休日は月曜日(祝日の場合は翌日)と、
第4日曜とのこと。
 
店内飲食メニューはシンプルに2つ。
【肉そば  税込み700円】
【そば  税込み500円】
それぞれに麵大盛りの設定が、
プラス150円であります。

券売機はなく口頭での注文。
会計は注文時に前払いします。

■店内の様子

カウンター数席、テーブル席が1,2卓で、
こじんまりとした店内。
カウンター脇にはTVがあります。

厨房にこもって黙々と調理にいそしむ
ご店主と、ホール担当の女性店員さん
2名での切り盛り。

時折り厨房から聞こえてくるのは
「ぺんっ、ぺんっ。」という、
濡れたものを叩くような音。
ご店主のストイシズム溢れる
湯切り音に期待を高めつつ、
注文品の到着を待ちます。

■注文品とその詳細

 ◉肉そば 税込み700円

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 ♢具
  刻みねぎと煮豚のみ。
  ねぎはジャクジャクと勢いある食感。
  青みと辛味を含んでいて、
  清涼感を感じます。
  煮豚は口なかでトロほろっと崩れる。
  脂身が甘く、まろやかな味わい。

 ♢麵
  細めで水分少なめ、
  パツンとした風のストレート麺。
  断面は角のない真四角に近い形状。
  ツーツーとのど越し良く啜り、
  弾力を感じつつプツッと歯切れる。
  小麦感を堪能できる自家製麵。

加水率の低い麺は煮干しラーメン屋では
定番のようですが、
私は栃木佐野ラーメンのピロピロ麺が
大好きなのです。
麵は好みではないけどいいと思う、
どストライクなのはスープです。

 ♢スープ
  茶色いスープの表面には、
  煮干しの銀粉が浮いている。
  スープは量が少なめ、とろみはなく
  さらりとしています。

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  丼の温度を終始キープする程度の
  あぶら感。
  異を唱えず添うような醤油感。  

  凝縮した旨味に比して塩味は強め
  と感じる。
  鶏や乾物魚介などの旨味の
  グラデーションとコク。
  上に ぱふっと粉をはたくかのように
  煮干しのえぐみをまとった、
  完全無化調のスープ。
 
レンゲでぐいぐいスープを啜れば、
煮干し独特の風味が
ケンッ、と眉間にくる。

ただあるがままに潔く、
煮干し感を追求するという「ニボシズム」
感覚を研ぎ澄まして作った丁寧な一杯。

※食材や調理法については、
 記事投稿後に詳細情報を発見。
 今記事に追記することにします。

高級煮干しを惜しげなく使ったスープ・
毎朝作る自家製ストレート麺

引用元:【ぐるなび】- 中華そば屋 伊藤
    「当店のこだわり」↓

r.gnavi.co.jp

ちなみに。私はラーメンスープでは
苦手な出汁素材があるため、
事前にお店のHPなどで出汁素材を
確認してから訪れる事が多いのです。

王子の伊藤さんはHPがないお店なので、
ぐるなびさんの情報を引用しました。
TV番組の取材に基づく内容のようで、
正確な情報と思います。

■店主の人柄も魅力

煮干し感溢れるスープもいいのだけれど、
私はご店主の心意気もご馳走と感じます。

姿を見せずに厨房から
「ありがとうございました!」と
挨拶するご店主。
初訪時に私は、厨房から聞こえた店主の
電話応対の声に、いたく感じ入ったのを
覚えています。

「はい。(ご来店を)お待ちしています。」

まるで電話越しの相手が目の前にいて、
気持ちを告げるような情感こもる声音が、
胸に響く。
「この声の主が作っているのか。」と。
時間を作ってまたこのお店に
来ようと思いました。

店員のおねえさんは、
スープを完飲した丼を下げる時に、
満面の笑みを見せてくれたこともあり。
そういう時はこちらも嬉しい、
笑顔は万国に共通です。

■会いに行きたくなる一杯

濃厚まではいかない中程度の濃度で、
煮干しの癖をあえてまとう
誤魔化しの効かないスープは、
日々異なる表情を見せるように思います。

だから、
「今日もベストに近いものを目指し、
振舞おう。」
そんな店主の真っ直ぐな想いが、
いつもビシッと伝わる。
今日の一杯にまた会いに
行きたくなります。

舌先で感じるだけじゃない
諸々のことを受け止めて、
帰り道に じわっと美味しさが
ぶり返す類のお店です。

■原点回帰

味の好みは人それぞれだけれど。
全身で感じて味わう「美味しさ」は、
案外共通で共感出来るものなんだろう、
と私は思います。

舌先で比べ、栄養や記録として消化する
食事の合い間に。
少しでもハートに響くような店を
もっと探して行きたい。

「食べたく思った店に立ち寄り、
 感じた美味しさを広めるために書く。」

食べ歩き開始時の初心に
返ろうと思った、節目のお店です。

(2018.1.18 食べログに投稿済の内容。
 のちに知った使用食材情報などを
 加筆し、今記事を掲載しました。)