わかりやすくて伝わりやすい食レポブログの書き方、5つのコツと例文
ブログに食レポを書くのは初めてで、書き方がさっぱりわからん!という方向けな内容です。
わかりやすくて伝わりやすい食レポ記事を書くためのコツ、と思っている5つのことと、その例文を紹介します。
1. 体験談のノリで書く
ブログを始める前は、何年かグルメサイトに口コミを投稿していました。
採点評価方式にはどうも馴染めなかったのと、文章が書き足りなく思ったので、ブログという自分の陣地を構えて書くことに。
そんな経緯で現在に至る者が、書く記事です。
では、さっそく本題に入りましょう。
食レポを書く時はいつも、体験談のノリで書きます。きちんと文章で説明しなくちゃ、と構えなくても大丈夫。
「体験談」なんて聞いても、ピンときませんよね。実際、どんなふうに書いているのかをお伝えしないと。
2. 読み手が知りたいことを書く
ひとまず書くことは忘れて、まずは自分が食レポを読む場面を、頭に思い浮かべてみましょう。
お店や商品の紹介記事で、あなたがもし読み手の立場ならば、利用前にどんなことを知っておきたいですか?
それを初めに考えてから、書きはじめるといいです。
私は、書く情報と書かない情報を、あらかじめ整理してから記事を書きはじめます。
次の記事を読んでみてください。西日暮里駅近くにあるベトナム料理店の、「バインミーセット」の食レポです。
注文したセットは、ミニサイズのフォーの量が多めでした。
でも。バインミーの食べ応えが軽めなので、大食いの私はもう少し食べたい感じ。
ただ普通サイズのフォーは、結構食べ応えがありそうです。隣の女性客が「お腹が一杯になる~。」と話していました。
出典:著者のブログ記事
記事を読んだ誰かが同じお店に行くとしたら、よく選んで美味しい一食を味わってもらいたいな、と思いませんか。
これを読んだあなたが少食な方で、
「ふうん。ならばフォーは量少なめで注文をしたほうがいいかもな。」とか思ってもらえれば、書いた私はしめたもの。
味はそこそこでも量が適量ならば、その一食は読み手の「おいしかった=成功体験」になります。
3. イメージがわくように書く
読んでイメージがわくようにするには、何をどう書けばいいのでしょうか。
答えは簡単。お店で目の前に置かれた食べものを見て、まっ先に自分が感じたことを思い出して書けばいいのです。「体験談」です。
例が自前のものばかりで恐縮ですが、次の例文を読んでみてください。
モスバーガーの2018年夏限定メニュー、「ナンカレードッグ」をテイクアウトで利用した時の食レポです。
ソーセージには、ドロッとした黒っぽい色のカレーソースがかかっていて、上に玉ねぎのスライスがのっています。
ソースの色が黒っぽいのが気になる、辛いのかな。どんな素材を使っているんだろう?
出典:著者のブログ記事
ナンカレードックの食レポより
これを読んだあなたが辛い食べ物が苦手で、
「えっ、黒い色のカレーソース?辛いのかなあ、どうしよう。」とか思ってもらえれば、書いた私はしめたもの。
さらには、食べ物の色合いだけでなく、香りについても書くと、イメージはより明確になります。
4. 味の感想は誰にでもわかる言葉で書く
味についての感想は、誰にでもわかる言葉で書くよう心がけます。
次の例文を読んでみてください。
100円回転寿司「スシロー」のサーモンの食レポです。ネタについては先に少し書いています。
店内利用時、シャリの握り加減の強さは程よい感じで、ややもちっとした食感の米を使用。
この日のシャリ酢の加減は、甘みと酸味のバランスがよく、醤油も合わせてのトータル感が高いお寿司と感じました。
出典:著者のブログ記事
シリーズ第一弾より
味については「甘味・塩味・酸味・苦味・旨味」のほか、辛味・渋味を感じるか。コクがあるかないかなどを書きます。
他には、「あっさり」・「こってり」や「薄い」・「濃い」を選んで書きます。
あわせて食感については必ず書きますが、伝わりやすいようなるたけ「サクサク」「ほくほく」などの擬態語を使うようにしています。
食レポ記事は「わかってナンボ」です。
たとえば、美辞麗句を並べて上手く書けたことに、自分が満足できたとしても。
読んだ人が、何をどう食べたのかさっぱりわからないようだったら、次からは読まずにスルーされてしまう可能性が高くなります。
5. 追体験しやすいように書く
まとめると。
食レポは、五感での食体験を順に流れるように書くと、わかりやすくて伝わりやすく、読み手が追体験しやすいように思います。
「目の前にどんな食べものが出てきて」
↓
「それは、どんな見た目や香りで」
↓
「味や食感はどんなふうで」
↓
「それを食べてみてどう感じたのか。」
そして、実際に食べてみて美味しかったときは思いっきり美味しそうに書くのがコツです。
食べることが大好きな読み手は、美味しい話が読みたいもの。
↓ 肉の村山フェアの1000円ステーキ、美味しそうに撮れました!
でも決して、筆は走らせ過ぎないように。
食レポは「リアルを伝えてナンボ」です。
実際に感じたこととはかけ離れた印象を、読み手に与えないように気を配りながら、一文を練ります。
書き手の個性は出した方がいいと思いますが、読み飽きさせないためにも、長々と自分語りをしたりするのは、控えたほうがいいのかもしれない。
食レポを書いてみよう!
グルメ食レポは無限な可能性があって、ミラクルな記事ジャンル。
誰かと同じものを食べて、同じような言葉を選んで書いてしまったとしても、まったく違うものを食べているように読み取れるのです。
言葉選びよりも、文章の躍動感が大事。
あなたが感じた食の体験を、飾らない言葉で流れるように書くことをおすすめします。
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最後まで記事を読んでいただいて、ありがとうございました。
下のおすすめ記事は、いわば食レポ初級編。
こちらには、具体的な食レポ例文をたくさん書いたので、より書き方の参考になるかもしれません。お時間のある時に、ぜひどうぞ。
普段使いのグルメガイド
趣味で飲食店の利用ガイドを書いています。 著者のトップページへ戻る
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【2020.3.20.初投稿】【2020.9.3.更新】
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